BaseBallBearについて2
前回に引き続き、BaseBallBearについて書きたいと思います。
今回は彼らのルーツについてです。
BaseBallBearのメンバーは現在は3人で、初めは4人でしたが2016年3月にギターの湯浅将平が抜けてしましました。
元々は高校が同じで結成されたメンバーです。
ベースの関根詩織のみが一個学年が違います。
結成の話等はYouTubeに乗っていますのでそちらをご覧ください。
簡単に説明すると結成の目的は、文化祭で演奏するというものでした。
そこで演奏したのが、スーパーカーという90年代後半に時代を代表したバンドです。
シューゲイザーを上手く組み入れた、サウンドを中心にフルカワミキとナカコーの男女ダブルボーカルと、イシワタリジュンジの文学的な繊細な歌詞を特徴としたオルタナティブロックです。
作詞作曲を手掛ける小出が好きだったこともありますが、彼らが学生だった2000年前後は、スーパーカーナンバーガール、ミッシェルガンエレファント、中村一義、くるり等伝説的なバンドが数多く日本のロックの最高の時代と呼ばれるほど素晴らしい時代でした。
今でこそ、夏フェスは当たり前で様々なアーティストが出演していますが、1999年のライジングサンロックフェスの初代出演アーティストはこれからの音楽へ多大なる影響を持ったアーティストがずらりと並んでいました。
アーティスト一覧(一部)
・ミッシェルガンエレファント
・椎名林檎
・ブランキ―ジェットシティー
等素晴らしい一覧となっています。他にもブッチャーズがいたりと今の日本ロックの礎と言っても過言ではないmラインナップです。
話は大きく逸れましたが、BaseBallBearもこれらバンドに大きく影響を受けています。
特にスーパーカー、ナンバーガール、ミッシェルガンエレファントには大きく影響を受けているなと楽曲、ライブ、構成を見ると感じます。
男3女1はスーパーカー(ベースが女)ギター湯浅将平のかき鳴らす音、小出祐介のカッティングはミッシェルガンエレファント、文学的な歌詞な等はナンバーガールといった似た部分は多くあります。
こういった90年代ロックに影響を受け、それを彼らなりの解釈で青春を表現し一切打ち込みの音を入れない等色を付けたのが彼らの一番の特徴で良さだと思います。
現在学生の人等は、今回紹介したバンド等は既に解散をしてしまい実際に現場で知る機
会が少ないと思いますがBaseBallBear等バンドのルーツやインタビュー等掘っていくこ
とでより素晴らしいアーティストを知れたり違ったタイプのアーティストを知れ自分の
価値観や音楽の見方等俯瞰して音楽を楽しめるきっかけになると思います。
私自身も最初は特定とアーティスト(BaseBallBear等)しか聞いておらず幅がとても少なく、今顧みるともったいないなと思います。
1つのアーティストを掘ってそれしか聞かない主義やルールも素敵だと思います。他人には見いだせなかった感覚、見方も探していけより好きになると思います。
その過程を経てそのアーティストのルーツや関連したアーティストを聴いていくことが
より音楽というエンターテインメントを自分の中に深く落とし込んでいく1つの方法です。
長々となりましたが、今回はここまでにします。
また次回も目を通してもらえると嬉しいです。